【皐月賞(G1)展望】ファンディーナ「究極牝馬」参戦で風雲急を告げるクラシック初戦! カデナ、レイデオロら「脇役男子」の意地と誇りの激突!

ファンディーナ(競馬つらつらより)

 2007年、1頭の女傑の出現により「歴史」は覆った。

 牝馬のウオッカが64年ぶりに日本ダービーを制圧。3歳世代の「真の頂点」に女王が立った歴史的な瞬間だった。同世代の牡馬にとっては、代々64年間守り続けた伝統が崩壊する屈辱的な敗北。男の威厳は木端微塵に打ち砕かれた。

 あれから10年。今度は皐月賞が歴史的”窮地”に立たされる。ウオッカを超える69年ぶりの快挙に挑む「究極牝馬」ファンディーナを止める存在は現れるのだろうか。

 男の「意地」か、女の「革命」か――。

 今年の皐月賞(G1)は、戦前から歴史的な一戦と評されている。

「今年の牡馬は弱い」そんな評価を受けた3歳牡馬たちによるクラシック第1弾・皐月賞(G1、中山・芝2000m)は、怪物牝馬ファンディーナ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)の参戦によって風雲急を告げることとなった。

 9馬身差圧勝という衝撃の内容でデビュー戦を飾ると、ここまで3戦をすべて圧倒的な力で勝ち上がってきたファンディーナ。初の重賞挑戦となった前走のフラワーC(G3)も、牝馬限定戦とはいえ、ほぼ馬なりのまま5馬身差の圧勝。まったく底を見せないまま、牝馬としては69年ぶりとなる皐月賞制覇に挑もうとしている。

 栗東の坂路で行われた1週前追い切りでは、併せ馬を4馬身後ろから追走し、最後は2馬身の先着。4ハロン54.1秒、ラスト12.4秒と軽めの調教ながら、抜群のフットワークを見せた。

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