武豊騎手に「G1通算462戦」の膨大データ……皐月賞(G1)ダンビュライトの激走期待も5番人気以下「勝利なし」気になる2、3着の可能性は?
栗東の坂路で行われた16日の皐月賞(G1)の最終追い切り。僚馬アメリカズカップ(きさらぎ賞)に1馬身先着を果たし、まずは”前哨戦”を制したダンビュライト(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)。
週末の天気は微妙ながら、鞍上の武豊騎手は自身のHPで「ダンビュライトにとっては好都合。できれば不良馬場になっても構わないと思っているほど」とむしろ雨模様を歓迎しているようだ。
2カ月開催の最終週という今の中山は、ただでさえタフなコンディションだが、先週も雨の中でレースが行われており、ますます荒れた状態が予想される。不良馬場の新馬戦を5馬身差で圧勝しているダンビュライトにとっては、絶好の馬場状態になる可能性もありそうだ。
しかしそのデビュー戦以来勝ち星がなく、前走の弥生賞(G2)でも逃げたマイスタイルを捉え切れず、後ろからカデナに差される完敗といった内容。巻き返しに向けて、初タッグとなる武豊騎手の”神騎乗”は必要不可欠といえるだろう。
ただ、このコンビにはデータ的に大きなネックがある。
無論、ダンビュライトの方にも引っ掛かりそうなデータはたくさんあるが、実は頼みの綱の武豊騎手にも「致命的」といえる大きな消し要素があるのだ。