JRA川田将雅「絶対馬券になる連対率100%」や「必ずハズれる連対率0%」の衝撃条件も…東海Sハギノアレグリアスは買いか消しか?
昨年のJRAリーディングジョッキー川田将雅騎手が、今年も開幕から好調だ。15日終了時点で10勝は東西単独トップ。そして驚くべきは勝率30.3%、連対率63.6%、複勝率72.7%という成績だ。
これほどの成績をあげれば、もはや馬券から消すことはありえないと言っても過言ではない。もちろん実力馬、人気上位馬、前走好走馬など馬券に繋がる要素がある馬に騎乗していることは事実。だが、果たして同じ馬質で他の騎手も同様の成績を残すことができるだろうか。そう考えると、やはり川田騎手は馬券的にもファンにとって大きな存在と言える。
しかし、そんな川田騎手でも【特に買える条件】と【消してもいい条件】がある。今回はそんな川田騎手の買い時・消し時をまとめてみた。この中には連対率100%という驚異の条件や、一方で連対率0%という驚きの条件もあるので、ぜひ馬券の参考にしてほしい。
■狙いの条件は?
基本的に芝ダートともに中距離戦を中心に騎乗している。この1月開催も芝1200mの騎乗数はわずか1鞍で、ダート1200mも1鞍しか騎乗していない。一方で芝2000mは7鞍、ダート1800mも8鞍と合わせて全騎乗数の約半数を占めている。これは昨年も同じ傾向で、1年を通じて芝1200mは26回の騎乗に対し、芝2000mは76回と3倍近い騎乗数だった。川田騎手サイドとしては、重賞や特別な期待馬の騎乗を除き、やはりこの条件を敬遠しているのだろう。川田騎手が力を入れている芝中距離戦を見てみると、際立つのが以下の条件だ。
【芝2000mで斤量55~56kg】
この条件は6戦して4勝2着2回のパーフェクト連対、つまり勝率66.7%、連対率100%と完璧な成績だ。アートハウスで勝利した愛知杯(G3)も該当し、ベストな条件といえそう。今週は2鞍の騎乗(1/21中京10R・1/22中京9R)があるので、ぜひ注目したい。
また今週末の東海S(G2)は、絶好の狙い目といえる。
【ダート1800mで11頭立て以上】
この条件は7戦して2勝2着4回3着1回とすべて馬券圏内に好走。馬券から外してはならない条件の一つだ。興味深いのは、川田騎手はダートだと芝ほど過剰な人気にならないこと。この7戦でも1番人気は1回なので、馬券的にも非常に美味しい条件。今回はハギノアレグリアスに騎乗するが、間違いなく“買い”である。
さらに騎乗技術があるからこその好成績がこれ。
【16頭立てのレース】
10回の騎乗で4勝2着4着3着1回なので、勝率40%、連対率80%、複勝率90%というハイアベレージ。この頭数になるといかに馬群を捌けるかどうか、鞍上の判断力や騎乗技術が問われる。この成績は川田騎手のレベルの高さを証明しているといえよう。
【馬番8番よりの外】
興味深い傾向がこの条件。馬番で8番よりの外に入ると、13戦して6勝2着6回3着1回と圧倒的な好成績。勝率46.1%、連対率92.3%、複勝率100%となっている。一見すると内枠の方が有利に思えるが、不利なく馬群を捌ける外目の枠の方が得意という見方もできる。いずれにせよ、外枠の川田騎手は買いだ。
一方で非常に買いにくい条件が以下の3つだ。
【1枠1番】
2回の騎乗でしかないが、ともに1番人気で4着6着と馬券に絡めず。つまり勝率も連対率も複勝率も0%である。中京コースだからか、それとも2戦とも芝のレースだったからか。要因は本人だけではなさそうだが、データ的には買いにくい。
【芝1200m】
今年に入って1回騎乗して馬券圏外に敗退している。レースはオープン特別の淀短距離Sで、結果は1番人気ルピナスリードに騎乗して4着。3連単356万馬券の立役者となってしまった。騎乗数が少ないとはいえ、得意の条件であれば良質な騎乗馬が集まるはずなので、やはり不得手な条件なのか…。今週末は芝1200mの条件で行われるレースが一つもないが、来週以降も覚えておいてほしい。
【芝2200m】
芝中距離ながら2000mほどの安定度がないのがこの条件だ。3戦すべて1~3番人気で2着が1回のみ。日経新春杯(G2)のヴェローナシチーは3番人気11着に大敗するなど、馬券圏外の2回はともに掲示板にも載れていない。完全に消すわけにはいかないが、連軸とするにはリスクが高いといえる。
以上のように、1月の成績をもとにした川田騎手の買いどころと消しどころをまとめてみた。東海Sのハギノアレグリアスや、好相性の各条件に該当すれば激熱は間違いなし。主戦場としている中京開催は来週以降も続くので、ぜひ参考にしていただければと思う。