ハイセイコー時代から今も通用する皐月賞の法則!? 「突撃!隣の晩ごはん」の敏腕プロデューサーによる東大式必勝馬券!
いよいよクラシック1冠目の「皐月賞」。私がこの目で見たNo.1皐月賞馬は、何と言っても1973年のハイセイコーだ。
3歳時(当時表記)大井競馬で6戦6勝、2着馬につけた差は計56 馬身。「地方の怪物」の異名と共に中央入りし、弥生賞(G2)、スプリングS(G2)を連勝。皐月賞も単勝2.0倍の1番人気に応え圧勝。日本中を熱狂的競馬ブームへと引き込んだ。
この後ダービー3着、菊花賞2着と敗戦を重ね「どこが怪物?タダの馬」と揶揄されたが、世評をあざわらうように5歳時に不良の中山記念を大差で圧勝、宝塚記念もレコード勝ちしており、中距離では稀代の名馬と私は断言したい。現在のように秋の天皇賞が2000mでダート路線も整備されていれば、実力でもダイワメジャーやクロフネ級の名声を勝ち得ていただろう。
お仕事では鞍上だった増沢末夫さんを番組ゲストに招き、大ヒット曲『さらばハイセイコー』を歌ってもらった。その歌唱力と名旋律で視聴率は20%超。死しても人気者ぶりを見せつけた。そう言えば歌手の藤正樹も「演歌のハイセイコー」と呼ばれてたっけ。
ハイセイコー時代から今も通用する皐月賞の法則!?
実は、そのハイセイコーの昔から変わらぬ勝ち馬の鉄則がある。それは「前走が重賞で1着、せめて2着」。なんと近10年の勝ち馬にも全て当てはまる!
ハイセイコー時代は弥生賞&スプリングS勝ち馬が圧倒していたが、最近は年末のホープフルS(G1)からの直行組が幅を利かす一方、弥生賞組が同コース同距離なのに、なぜか芳しくない。
代わって台頭したのが東京コースの共同通信杯組。ゴールドシップの時は驚いたが、マカヒキやサトノダイヤモンドを8番人気で負かしたディーマジェスティや一昨年のエフフォーリア、去年のジオグリフで定番経路となった。
スプリングSもロゴタイプやエポカドーロがいて無視できない。オルフェーヴルもそう、ただし3・11の影響で皐月賞は東京競馬場で行われたっけ。要は調子と勢いだ。3着までの馬券対象もトライアルの若葉Sを加えれば近10年の30頭中、27頭が前走重賞級3着以内、全30頭が5着以内。こんな予想のしやすいG1はない!
今は時効の笑い話だが、「おもいッきりテレビ」プロデューサー時代、ロケ費が足りなくなり後楽園場外に行ってトウカイテイオーの単勝に有り金30万円ブッ込み約2倍にして事なきを得た縁起の良いレース。
ここらで「東大式必勝馬券」に移ろう。
1978年、弥生賞の勝ち馬ファンタストから武豊の父ちゃんが乗るインターグシケン(後の菊花賞馬)に流して連複630円を見事ゲットした。当時は枠連しかなかったが45年の時を経ても考え方は変わらない。三連単フォーメーションで1着欄にはスプリングS勝ち馬3戦3勝のべラジオオペラ、定番の共同通信杯(G3)ファントムシーフ、そして京成杯(G3)というのが減点材料も鬼脚がエフフォーリアそっくりで鞍上も同じ横山武のソールオリエンスの3頭。
2着に3戦連続重賞2着の堅実派トップナイフ。ホープフルSは勝ち馬も海外UAEダービー2着で高レベルを証明。3着は前走3着以内に手広く。2-3着逆のパターンも。加えて統計的に最も勝ち馬を出すスプリングS・べラジオオペラ&共同通信杯・ファントムシーフから京成杯・ソールオリエンス、弥生賞・タスティエーラ、きさらぎ賞・フリームファクシへ2頭軸マルチ3連単を。
私も競馬ライターデビュー作となります。ビギナーズラックを自ら祈っています。