「行方不明」疑惑のダービー1番人気馬も電撃参戦!? 「豪華メンバー集結」札幌記念(G2)にファンから飛び出したパワーワード
今年の夏はとにかく暑い。本州では35度を超える猛暑日は当たり前で、避暑地のはずの北海道でも30度を超える日が増えている。
特に札幌開催が始まった7月下旬以降は暑さが本格化。開催3日目の先月29日には最高気温が34度まで上昇した。
そんな夏の札幌の風物詩といえるのが、毎年お盆過ぎに行われる札幌記念(G2)である。
年によって小粒なメンバー構成になることもあるが、ここ数年は“超豪華メンバー”がそろうことが多い。今年も例外ではなく、『netkeiba.com』が8日に掲載した15頭の想定出走馬のうち実に14頭が重賞勝ち馬。そのうち連覇を目指すジャックドール、2年前の日本ダービー馬シャフリヤール、昨年の香港ヴァーズ(G1)を制したウインマリリンの3頭がG1馬だ。
「行方不明」疑惑のダービー1番人気馬も電撃参戦!?
この他にも重賞3勝のヒシイグアスや、社台ファーム期待のプログノーシスとソーヴァリアントなど、G1を狙える逸材がそろった。中でもファンを驚かせたのは、昨年のダービーで1番人気に支持されたダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が出走予定馬に名を連ねていたことだろう。
残念ながら昨年のダービーは人気を裏切る形で4着に敗れたが、その素質の高さは誰もが認めるところ。前走・ドバイターフ(G1)でロードノースの2着に入って以降はほぼ音沙汰なしの“行方不明”状態だったが、このタイミングで札幌記念へ参戦予定であることが判明した。
「ダノンベルーガは個人馬主のため、クラブ馬のように頻繁に近況が分かるわけではありません。ただ、7月下旬には放牧先から帰厩したことは報じられていました。
G1馬3頭に交じって、“G1級”の実力を持つダノンベルーガが電撃参戦するとあって、SNSでは多くのファンも反応していました」(競馬誌ライター)
「ダノンベルーガここで登場か!右回りだけど楽しみだ」、「天皇賞・秋まで十分な間隔を取りたいから札幌記念に参戦か」などダノンベルーガ出走に歓喜するファンも目立った。
また想像以上のメンバーがそろったことには、「正にスーパーG2」「札幌記念えぐい!豪華すぎ、まさに真夏のG1」「馬名だけ見たらどこのG1か?って思う」、「もはやG1では」など、以前から絶えない札幌記念のG1昇格を後押しするような声も多々上がった。
「札幌記念は数少ないスーパーG2と呼ばれるレースの一つです。近年はG1級のメンバーがそろうことが多いため、昇格を望むファンが年々増えている印象もあります。今年も秋のG1戦線を目指すメンバーが集まったので、高いレーティングを獲得することは間違いなさそう。毎年のことですが、G1昇格の議論がそろそろ本格化するかもしれません」(同)
一ファンが、冗談交じりに「天皇賞・夏」と呼ぶなど、早くも盛り上がりを見せている今年の札幌記念。レース当日の“暑さ”は控えめに、“熱い”レースとなるのはまず間違いなさそうだ。