非業の死を遂げたスキルヴィングの妹がC.ルメール背にデビュー!母系には二冠牝馬ベガの名も…早くも「第二のソングライン」と期待がかかるワケ

C.ルメール騎手

 ドゥレッツァが3馬身半差で制した今年の菊花賞(G1)。2着にはタスティエーラが入ったことで、一口馬主クラブ・キャロットファーム所有馬によるワンツーフィニッシュとなった。

 なおドゥレッツァの手綱を取ったC.ルメール騎手は、日本ダービー(G1)でも同クラブのスキルヴィングに騎乗。デビュー戦からコンビを組み続けた人馬は、ダービーと同舞台で行われる前哨戦の青葉賞(G2)を好タイムで快勝していたことから、当日は2番人気という高い支持を受けた。

 しかし最後の直線で失速し、まさかの17着で入線すると、その後に転倒。急性心不全で惜しくもこの世を去ったのは周知の通りである。

 ただ、仮にスキルヴィングが非業の死を遂げていなかったとすれば、菊花賞に駒を進めていた可能性は高い。ルメール騎手も実績的に重賞未勝利のドゥレッツァではなく、スキルヴィングとのコンビを選んだかもしれない。

 場合によっては、もしかしたらドゥレッツァに騎乗していたのは、前走の日本海S(3勝クラス)に引き続き戸崎圭太騎手あたりだったか。今年の菊花賞はルメール騎手の神騎乗でも話題になったが、他のジョッキーだったら果たしてどのような立ち回りを見せていただろうか。タラレバの話となることは承知の上だが、結果はともかくとしてあれほどまでの鮮やかな騎乗は見られなかっただろう。

 そんな話はここまでとして、先述したスキルヴィングの妹ジークルーネ(牝2歳、美浦・栗田徹厩舎)が28日、東京・芝1400mの2歳新馬戦でデビューを予定しているので紹介しておきたい。もちろん鞍上は兄の主戦も務めたルメール騎手を予定しているとのことだ。

 キタサンブラック産駒の兄に対し、こちらはキズナ産駒。短距離から長距離までこなす父に替わっているが、兄と同じくクラシック向きのタイプか。デビュー前の1週前追い切りは美浦ウッドコースでラスト1ハロン11秒4をマークと上々の仕上がり。見届けた栗田調教師も「いいスピードがありそう」と手応えを語っており、臨戦態勢はほぼ整っているとみてよさそうだ。

早くも「第二のソングライン」と期待がかかるワケ

「ジークルーネはG1・3勝を挙げ、来月ブリーダーズCマイル(米G1)に挑戦するソングラインの近親。両馬はともに父キズナ、母父シンボリクリスエスで、母系の3代母もソニンクであることから、血統表を見ても分かる通り、ほとんど同じ血統構成になるんですよね。

そのこともあってでしょう、SNSやネットの掲示板などでは、ジークルーネに早くも『第二のソングラインになってほしい』といった期待もかけられているみたいです。母系に二冠牝馬ベガの血が入っているのも魅力です」(競馬誌ライター)

 ヤマニンゼファー、ウオッカに続く史上3頭目の安田記念(G1)連覇を果たしたソングラインと比べるのはもちろんまだまだ気が早いが、同馬は東京・芝1400mでデビューし、2着に敗れていた。ジークルーネがあっさり突破するようなら楽しみな1頭となる。

 当日はアルテミスS(当時重賞)を勝ったコレクターアイテムの産駒スマイルコレクターがライバル候補となってくるか。志半ばで旅立ってしまったスキルヴィングの分まで、ジークルーネの走りに期待したい。

GJ 編集部

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