「332万馬券」大波乱のレースで勝ち馬アースイオスに「◎」もまさかのハズレ…『みんなのKEIBA』に出演する「あの人気記者」に同情の声

横山和生騎手 撮影:Ruriko.I

 惜しすぎるとしか言いようがない。

 29日、東京4Rに行われた2歳新馬戦(ダート1600m)は、12番人気の伏兵アースイオス(牡2歳、美浦・小西一男厩舎)と横山和生騎手のコンビが優勝した。

 単勝51.5倍の人気薄とは思えない圧巻の内容だった。アースイオスはスタートを決めると、4番手のインコースを追走。最終コーナーをロスなく回って直線に向くと、残り200mで先頭に躍り出る。最後は後続に6馬身差をつける独走劇だった。

 レース後、騎乗した横山和騎手は「しっかり調教を積んでもらっていたので、ベースがしっかりしていました」と陣営の仕上げに感謝のコメント。なお2着ペイシャスウィフトも13番人気の人気薄、5番人気サンキャメロンが3着に入ったことで、三連単は332万8480円の特大配当となっている。

『みんなのKEIBA』に出演する「あの人気記者」に同情の声

 そんな大荒れの決着となったレースで、勝ったアースイオスに「◎」を打ちながらも、惜しくも馬券を外してしまった記者がいる。それが『サンケイスポーツ』の板津雄志記者だ。

『みんなのKEIBA』(フジテレビ)や『BSイレブン競馬中継』(日本BS放送)に出演していることで知名度も高く、その端正なルックスから「美浦のファッションリーダー」との異名も持つ板津記者は、このレースでなんと3着のサンキャメロンにも「○」を打っていたようだ。

 馬券は本命アースイオスの1頭軸で馬連5点、三連複10点を購入。しかし、2着に入ったペイシャスウィフトが痛恨の抜け……。ちなみに買い目を確認すると、4着に入った8番人気のタマエスポワールもしっかりと押さえてあっただけに、悔しさはより一層のものであるかもしれない。

「東京4Rは馬連でも11万8240円、三連複は52万1920円の高配当がつきました。1、3着の馬に重い印を打たれていたにもかかわらず、不的中となってしまったことは痛恨かもしれませんねぇ……。私だったら1週間くらいは立ち直れそうにありません(笑)」(競馬誌ライター)

 レース終了から約40分後、板津記者は自身のSNSにハズレ馬券の画像とともに「泣いた?そこまで荒れなくてもいいやん?」と心境を投稿。これにはネットなどにも「これは惜しすぎる……」「もう少しで神予想が炸裂するところだったのに」「めげずに午後のレースも頑張ってください」といった同情の声が寄せられていた。

「馬券は惜しくもハズレとなってしまいましたが、それでも人気薄のアースイオスに本命を打たれたことはさすがとしか言いようがありません。また自身の印通りにしっかりと馬券を買われていることも、プロの競馬記者として信頼できる点でしょう。今回は残念な結果になってしまいましたが、これで“板津信者”がさらに増えることになりそうですね」(同)

 惜しくも“神”になりそこねた板津記者だが、JBCが開催される来月3日には、BSフジで放送される『ダート競馬の祭典JBC2023』に出演を予定している。地方競馬でも独自の鋭い視点で、的確な解説を聞かせてくれるに違いない。

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