「即答」できたら競馬博士! “1歳馬”で重賞勝ちを果たした2頭は?今週末は“0歳馬”の2頭がオープン入りを懸けて登場!?
今週末の中央競馬は引き続き、東京・京都・小倉の3場開催。日曜の東京メイン・フェブラリーS(G1)など、2日間で計4つの重賞レースが行われる。
競馬関係者にとっては今年に入ってから最も多忙な週末となりそうだが、出産シーズンがピークを迎える馬産地もこれからが繁忙期。雪解けを迎える春にかけて、全国では数千頭にも上るサラブレッドが次々と誕生していくことになる。
ちなみに今年は4年に一度のうるう年。4年に一度あるうるう日には、これまで平均して年50頭前後が生まれている。GJ調べになるが、1984年のグレード制導入後、うるう日に生まれたサラブレッドの中でJRAの重賞を制した馬は2頭しかいない。
この2頭をズバリ言い当てられればかなりの競馬通といえそうだが、果たしてその2頭とは――。
「即答」できたら競馬博士!
1頭目は数年前まで現役で走っていたシャドウディーヴァ。2016年2月29日にノーザンファームで生まれた同馬の走りを記憶しているファンも多いだろう。
3歳時にはオークス(G1)と秋華賞(G1)に出走し、それぞれ6着と4着に好走している。古馬になってからは牝馬限定重賞の常連だったが、なかなか勝ち星には恵まれず。待望の重賞初制覇を飾ったのは5歳の、いや、誕生日は1度しか迎えていないので1歳というべきか、2021年の府中牝馬S(G2)だった。
2頭目のうるう日生まれの重賞勝ち馬は、2004年2月29日に北海道・川島牧場で生まれたドングラシアスという馬だ。デビュー7戦目で初勝利を挙げたが、その後は惨敗続きで4歳の春に障害に転向。その3年後の2011年、2度目の誕生日を迎える前に小倉サマージャンプ(G3)を制している。
ドングラシアスの重賞勝利からすでに10年以上が経ち、夏の小倉で開催された障害レースということもあって、さすがにドングラシアスの名前を即答できた強者はいなかったのではないだろうか。
ちなみに現役馬にうるう日生まれの馬は約15頭いるが、すべて2020年2月29日生まれの4歳馬、いや“0歳馬”だ。2週間後にファーストバースデーを迎える馬の中で、出世頭は現在3勝クラスに在籍しているフェルヴェンテとショウナンアレクサである。
奇しくも両馬とも今週末のレースに登録済み。前者は土曜京都の河原町S(3勝クラス)、後者は日曜京都の斑鳩S(3勝クラス)に出走予定となっている。
ここを快勝するようなら、ドングラシアスとシャドウディーヴァに続く存在になれるかもしれない。
※河原町Sに登録のあったフェルヴェンテは回避となりました。