横山典弘騎手が七夕賞(G3)で3年連続の「ポツン」……”お馴染み”の最後方待機から一昨年は「早め進出」昨年は「イン突き」そして今年は……
最後の直線で大外に持ち出されたスズカデヴィアスは矢のような伸び脚を見せたが、さすがに最終コーナーでの距離ロスが響いたのか、惜しくも馬券圏外となる4着。なお、上り3ハロンは36.1秒の全体2位で差し切ったゼーヴィントを大きく上回る35.6秒だった。
結果的には断トツの末脚で4番人気4着というまずまずの内容だったが、3着以内に入れなかった以上、馬券を買っていたファンから不満が噴出したことは述べるまでもない。横山典騎手に限らず、騎手とは本当に厳しい職業である。
「この暑さに夏バテしていてかわいそうでした」とレース後は馬を庇った横山典騎手。来年こそ七夕賞初制覇といきたいところだが、やはり最後方待機でいくのだろうか……。来年には50歳の節目を迎える大ベテランだけに、まずは来年の福島でも元気な姿を見せてくれることを期待したい。