【安田記念】勝負師としての「イデオロギー」とは何か?キャプテン渡辺の考える勝負に出るときの「大事な心構え」とは【徒然なる神のくず競馬トーク】

【徒然なる神のくず競馬トーク】

 日本ダービー(G1)が終わり、そして敗れ、私達は一体どこへ向かえばいいというのか?その答えは誰も知りません。とりあえず、本日(5月30日現在)の船橋競馬のトリプル馬単が2日連続キャリーオーバー中なので、私はそこへ向かうだけです。ええ。

 安田記念(G1)?ああ、そんなものはねえ……。全く当たる気がしません。はい。ちなみに私の周りもダービーで大勝負に出た結果、討ち死にをした者が溢れていて、LINEでやり取りをしていても「……。」がとても多いです(笑)。まあ、頑張るしかありませんね!

 さて、世間的にはそろそろボーナスなんて話なのでしょうか?良い時期ですね。イマドキは出ない会社も多いと聞きますが、どうなのでしょう?私はこんな仕事でこんな人生なので、ボーナスなるものは貰ったことがありませんが、貰えるのなら異常テンションになっていたことでしょう。

 ボーナスではないが、馬券でボーナス級の払い戻しを受けたことは何度もあります。しかし、まあ……お金というのはすぐに無くなるものですねえ(笑)。何故お金というものは、あんなにも腹持ちが悪いのか?おそろしいことです。

 それに、それこそ例え300万くらい勝ったとしても、別に人生は変わりませんからね。300万どころか、500万でも変わらないでしょう。一時期ちょっと贅沢が出来る程度ですよね。

 そりゃあ、300万勝ちを連発出来るようなら人生も変わりますが、そんな奴はいません。なので、そんなにムキになって大金を勝ちにいってもしょうがないわけです、実際は。大金を勝ちにいくにはリスクも伴いますからね。大きく勝ちにいくと、大きく負けることも多くなります。

 そういう方もたくさんいることでしょう。一度熱くなっている時に、「これが当たったとしても、別に人生が変わるわけではないよな…。」と冷静に考えてみてください。やはり、負けた後に「……。」だらけのLINEを送り続ける程、賭けるべきではない(笑)。

勝負に出るときの「大事な心構え」とは

 一方で勝負に出るコツは、例えば5万くらい勝負するとして、5万勝負は怖いですよね?どんなに自信があっても怖いと思います。そんな時に背中を押すのは、「この5万持っていたとしても、人生が変わるわけではない」とか、「ここで買わなくても他のレースで使うだけ」とか、それこそ「持ってても1日ちょっと贅沢が出来るだけだし、負けたら贅沢しなければいいだけ」などの言葉です。そう思えるかどうかですね。

 これは勝負に出る時には結構大事な心構えだったりします。競馬に限らず、失うことを恐れたり、先の心配をし過ぎて、人生で勝負に出られない人は、これくらい豪快な気持ちを持った方がいい時もあります。ただし、当然失敗する事も多々あるでしょう。

 勝負をしなければ大勝ちは出来ません。これは絶対です。しかし、果たして勝負をする必要があるのか?つまり大勝ちをする必要があるのか?という話と、勝負しないでそのお金を持っていてどうすんの?という、どちらも間違っているとは言えない、2つのイデオロギーが常にせめぎ合っているのですよ!!それが競馬であり、人生なのです!!!!

 ハアハア……。要するにダービーの日に私と私の友人達はエライ目に遭ったということです(笑)。こんなことを考えている時は大体そういう時ですね。とりあえず、安田記念はさっぱりわかりません。というか、まだちゃんと見てません。見る気が失せていました(笑)。はい。ここからちゃんと予想します。みなさんも頑張りましょう。ではまた!

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

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