【東京大賞典(G1)展望】国内制圧へ、世界のフォーエバーヤング登場! 昨年1、2着ウシュバテソーロ&ウィルソンテソーロなど豪華メンバー集結

ウィルソンテソーロ 撮影:Ruriko.I

29日、大井競馬場で今年も東京大賞典(G1、ダート2000m)が開催される。2024年の競馬の締めくくりとなる大一番には、今回も好メンバーが集結した。


中心は3歳馬にして、すでに世界的な名声を誇るフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

今春は海外のサウジダービー(G3)、UAEダービー(G2)を連勝して、米国のケンタッキーダービー(G1)でもあわやの3着と堂々の戦いぶりを見せた。今秋はジャパンダートクラシック(G1)で同世代に改めてその強さを示すと、米ブリーダーズCクラシック(G1)でも3着と世界を股にかけて戦った。

そんな若き日本の雄にとって、今回の東京大賞典は実質的に日本統一戦と言えるだろう。来年のサウジC、そしてドバイWCに向けて負けられない戦いになりそうだ。先日のチャンピオンズC(G1)を最後に種牡馬入りするレモンポップの主戦・坂井瑠星騎手にとっても大きな意味を持つ一戦になりそうだ。


古馬の大将格ウシュバテソーロ(牡7歳、美浦・高木登厩舎)は復権を懸けた戦いになる。

昨年のドバイWCを制覇するなど、すでに世界でもトップホースの1頭に数えられるウシュバテソーロ。だが、7歳となった今年は2着3回と未勝利。特に前走のブリーダーズCクラシックでは10着と久々に大きく崩れた。

だが、背水の陣で挑む東京大賞典は現在連覇中と得意の舞台。ここでフォーエバーヤングらを返り討ちにできれば、再び覇権を握って来年を迎えることもできるはずだ。


充実一途のウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川隼厩舎)がダート界の頂点を狙う。

今年はフェブラリーS(G1)、ドバイWCでこそ結果が出なかったが、川田将雅騎手と新コンビを結成してから成績が安定。今秋のJBCクラシック(G1)で待望のG1制覇を飾ると、前走のチャンピオンズCでもレモンポップとハナ差の接戦を演じて2着だった。

東京大賞典は昨年、ウシュバテソーロに半馬身遅れの2着。充実期を迎えている今なら、さらに着差を詰めることができるはずだ。


ダービー馬のラムジェット(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)にとって、ここは来年に向けた試金石になる。

今春は4連勝で東京ダービー(G1)を制覇。ダート三冠解放元年にJRA所属馬として初の“ダービー馬”となった。だが期待された前走のジャパンダートクラシックでは、フォーエバーヤングとの一騎打ちが期待されるも4着。出走が予定されたチャンピオンズCを回避と、今秋は歯車がやや狂ってしまっている印象だ。

他にも実績抜群のデルマソトガケ、現役最強牝馬の呼び声も高いグランブリッジなども参戦を予定している東京大賞典。毎年恒例のダートの総決算が、芝の有馬記念に負けない熱いレースを見せてくれそうだ。

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