武豊騎手が交流重賞「完全制覇」まで、あと5つ。地方競馬で”神騎乗”を繰り返す天才のカウントダウンに「最後」まで残りそうなのは……
競馬界のレジェンドにまた一つ、前人未到の大記録が近づいてきた。
16日、佐賀競馬場で行われた第17回サマーチャンピオン(G3)を武豊騎手がラインシュナイダーで制覇。武豊騎手はサマーチャンピオン初勝利となり、これで現行の「交流重賞」完全制覇まで、あと「5つ」となった。
現在、JRAのG1完全制覇まで残すところ、朝日杯フューチュリティSと今年から新設されるホープフルSの2つだけとなっている武豊騎手。
しかし、「馬に乗れるならどこへでも行く」という本人の言葉通り、JRAだけでなく地方競馬にも精力的な遠征を続けてきた競馬界のレジェンドは、交流重賞開放元年となった1995年の2年後、97年のかしわ記念(当時はG2)をバトルラインで制して以来、ちょうど20年でコンプリートまで残すところ僅かとなった。
当然ながら今後、誰も達成できそうもない空前絶後の記録である。
ちなみに武豊騎手がまだ勝利していない交流重賞は東京スプリント(G3)、マーキュリーC(G3)、オーバルスプリント(G3)、レディスプレリュード(G2)、JBCレディスクラシック(G1)の5レース。詳細は、下記の通りとなる。