天皇賞・春(G1)ガンコ「覚醒」は伝説の名馬級!? 藤岡佑介騎手「宿敵」クリンチャーに学んだ”極意”で「武豊超え」の驚愕成績
しかし、それが今年になって[6.1.0.5]の勝率0.462、連対率・3着以内率共に0.538と大きく改善。さらに2500m以上になると[4.0.0.3]の勝率0.571と、昨年までとは別人のような結果が出ている。これはキタサンブラックという2400m以上で絶対的な強さを誇ったお手馬がいた武豊騎手の近3年間を上回る数字だ。
現在関西リーディング8位と結果が出ている藤岡佑騎手だが、長距離戦の成績向上は間違いなく好調の要因の1つといえるだろう。
「若い時に、たくさんチャンスをもらったのに活かし切れなかった。だから、この波は逃さず、乗り越えていきたい」
最後に力強くそう語った藤岡佑騎手。悲願のJRA・G1制覇へ機は熟したか――。苦難を乗り越えてきた馬も人も、G1を勝つだけの”ドラマ”はすでに完成している。