JRA3歳ワグネリアンら「年内休養」で有馬記念(G1)回避……牡馬クラシック連対馬全滅、ハイレベルも「虚弱世代」の声
結局、今年の牡馬クラシックで連対した馬たちは、すべて古馬と一度も走ること無く年内休養……ジャパンCに出走するJRA所属の3歳馬はアーモンドアイだけであり、年末の有馬記念に出走が見込まれているのも、現在のところは菊花賞で1番人気だったブラストワンピースただ1頭という非常に寂しい状況となっている。
近年は現在の日本競馬を実質的に支配している社台グループによる有力馬の”使い分け”がにわかに囁かれ、大レースにも一線級が集まりにくい状況が続いている。そこに次代を担うはずの3歳世代による相次ぐ休養発表……。
無論、各陣営が最善の決断を下した上での結果に違いないが、「頂上決戦」というG1の醍醐味が失われつつあるのは、競馬ファンにとっても心配な要素だろう。