桜花賞(G1)コントラチェック「回避」濃厚……中山フラワーC(G3)「歴代最速」圧勝も、丸山元気騎手に「春」は来るのか?

「G1制覇」を予感させる圧巻の逃げ切りだった。

 16日に中山競馬場で開催されたフラワーC(G3)は2番人気のコントラチェック(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が楽に先手を奪うと、そのまま逃げ切り。影も踏ませぬ逃走劇で、2歳女王ダノンファンタジーが待つ牝馬クラシック戦線へ、堂々の名乗りを上げた。

「他に行く馬がいれば『2、3番手に控えて』と思っていましたが、スピードが違いました」

 レース後、鞍上の丸山元気騎手がそう振り返った通り、抜群のスタートからあっさりレースの主導権を掴んだコントラチェック。後続を離しながら、一見マイペースで楽逃げしているようにも見えたが、1000m通過は60.4秒と決してスローというわけではなかった。

「これだけのスピードがあって、最後にまたギアが上がる」と丸山騎手が絶賛した通り、これで止まらないのが本馬の底知れないところ。ラスト600mもほぼ馬なりのまま34.9秒でまとめ上げ、楽に逃げ切った。

 タイムの1.47.4秒は、中山で行われたフラワーCとしては歴代最速だ。

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