JRAの洗礼!? L.ヒューイットソン3番手から「直線300m」ドン詰まり……高松宮記念(G1)「最大のライバル騎手」の激しいマークに沈没
今月7日、2年連続の南アフリカリーディングという肩書を引っ提げ、鳴り物入りで日本初参戦を果たしたヒューイットソン騎手。ノーザンファーム系クラブのバックアップもあり、すでに5勝と順調な滑り出しを見せている。
しかし、このレースに限っては極めて不本意な結果となってしまったようだ。特にゴール前100mほどは前にバテた逃げ馬1頭しかいない状況にも関わらず、最後の最後までそれを交わせないままゴール……。
レース後、ネット上の競馬ファンからSNSや掲示板を通じて「何故、外に出さなかった?」「簡単に交わせるだろ」「前1頭で詰まるとか、どうやって……」とヒューイットソン騎手の騎乗に対する疑問が噴出。「まともなら勝ってた」「最後まで真面目に乗ってくれ」と厳しい声も飛んだ。
「どうやら外が開いた後も、競り掛けてきた三浦騎手の方を2度、3度振り返っていたようですね。外へ出すために後方を確認していたようにも見えますが、22歳の若い騎手ですし、厳しいチャージをした三浦騎手に思うところがあったのかも。馬がずっと内にもたれていましたしね。
いずれにせよ、もう少しスムーズに抜け出していれば、あの不利でも掲示板(5着以内)はあったかもしれません。それだけに、陣営にとっても残念な結果だったと思います」(別の記者)
ヒューイットソン騎手と三浦騎手といえば、奇しくも29日に行われる高松宮記念(G1)で、前者がタワーオブロンドン、後者がダノンスマッシュと人気を分け合う実力馬の騎乗が決まっている。
同じ1200mの戦いだけに、まずは三浦騎手の“挨拶代わり”になったということか。