【徹底考察】天皇賞・秋(G1) ルージュバック「戴冠へ機は熟したのか……目下の充実ぶりは出走馬No.1も『臨戦過程』に大きな落とし穴?」
10月9日の毎日王冠から中2週の出走となるが、ルージュバックはその間に福島にあるノーザンファーム天栄で短期放牧に出ている。これがこの馬の調整パターンのようだが、福島まで往復の輸送があったことは事実。それで今まで成功したといっても、逆に今まで中2週ほど間隔の詰まった競馬は経験していない。
本番当日の体調面も然ることながら、注目したいのは馬体重だ。すでに調教後の馬体重では毎日王冠よりも10kg少ない445㎏。短期間の輸送の影響はなかったのだろうか。
本番当日までにどこまで戻してくるのか注目だが、述べるまでもなく大幅な馬体減は本来のパフォーマンスを遠ざけ、同時に斤量への影響も大きくなる。
(監修=永谷 研(美浦担当))