JRA 藤田菜七子「通算100勝」「牡馬・牝馬無敗の2冠馬誕生」「アーモンドアイ芝G1・7勝&8勝チャレンジ」話題は多くともイマイチ盛り上がり切れなかった【上半期ポジティブ(!?)総括】

 2020年もあっという間に上半期が終了し、中央競馬も一区切り。今回は、この半年の間に競馬界で起こったトピックを、下手の横好きライターAと、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた。

デスク「Y」:ジューーマンエ~~~~ン! ボクノジューーーマンエ~~~~ン!!(泣)

ライター「A」:宝塚記念(G1)でラッキーライラックの単複に賭けて、見事返り討ちにあったYさん。叫んでないでこっち来てください。スタートしますよ。

 さて、毎度おなじみとなりつつあります、振り返り記事。今回は上半期の”競馬界のグッドニュース”を取り上げていきたいです。まず、地方競馬で騎乗するため、1月24日に来日した「美人すぎる騎手」ミカエル・ミシェル騎手が旋風を巻き起こしましたね。

デスク「Y」:はっ! ミシェルちゃんだって!? 彼女は本当にベリーキュートだったよね。それに来日中に30勝を挙げ、短期免許取得外国人騎手の最多勝記録を更新するなど、その騎乗っぷりもピカイチ。おじさん、ときめいちゃったもん。今度はJRAの通年免許取得も視野に入れているんだよね!? かむばーーーっく、ミシェル~~~~♪待ってるよ~~。

ライター「A」:ミシェル騎手はフランス人ですって……。女性騎手では、4月25日の福島競馬、第1R・3歳未勝利(ダ1150m)で藤田菜七子騎手のシルバージャックが、2着に5馬身差をつけて快勝。菜七子騎手は嬉しいJRA通算「100勝」を達成しました。

デスク「Y」:JRAの女性騎手では史上初。まさに偉業だね。ファンからも大声援で迎えられる……はずだったのに、コロナ禍の影響でこの日も無観客開催。勝利の瞬間や菜七子スマイルを生でファンに見せることもできなかった。

 ライター「A」:2月29日からJRAは無観客競馬を実施。当初は「当面の間」とされていましたが、何度かの延長があり、結局、今年の上半期のG1は高松宮記念から宝塚記念まですべて無観客で開催されました。

デスク「Y」:日本全土に大きな爪痕を残し、それがいまも尾を引いている。これはもう国難といっても過言ではないよ。ただスポーツ業界が相次いで中止や延期を決める中で、無観客とはいえ、続行という決断を下したのは英断だったと個人的には思うな。延長が発表された際に、武豊騎手が「引き締まる思い。こういう状況で役割をしっかり果たしたい。競馬は国民の娯楽だから」というコメントにもシビレたね。

ライター「A」:ただ影響は大きかったですよね。今年引退する競馬関係者たちのラストデーも無観客。牝馬ウオッカで日本ダービー(G1)を勝つなど、歴史に名を残す活躍をした四位洋文騎手も、本来ならば大勢のファンに囲まれながら引退セレモニーを行うはずだったんですけど、それもナシ。仕方ないこととはいえ、テレビで見ていてやるせない気持ちを抱いたファンも多かったはずです。

デスク「Y」:それに今年はどうしても、盛り上がりには欠けた印象があるねぇ。デアリングタクトコントレイル、牝馬、牡馬ともに無敗の2冠馬が誕生したというのに、クラシックの売り上げは春に開催された4つとも前年を下回っちゃったんだよ!? ありえなーーい。

ライター「A」:確かに“コロナ”のせいで日本全土がどんよりしていましたからね。JRAも上半期の売り上げこそ、前年を上回ったものの、G1競走は全12レースのうち、前年比増を記録したのは、高松宮記念、ヴィクトリアマイル、宝塚記念の3つだけ。

 デアリングタクトとコントレイルの無敗の2冠馬コンビが登場し、アーモンドアイはヴィクトリアマイルを勝ち、芝G1史上最多タイとなる7勝を達成。話題に事欠かなく、例年ならば、普段は競馬をメインに据えないメディアからも大きく取り上げられ、世間の関心を引くこともできたはずです。

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