【有馬記念】武豊「勝負の4鞍」でまずは試運転…ドウデュースと挑む大一番見据え「週末が待ち遠しい」、復帰初日はイクイノックス引退式も

ドウデュース 撮影:Ruriko.I

 ついにあの男が不死鳥の如くターフに舞い戻ってくる。

「じれったい気持ちが長く続いたからでしょうか、これほど週末が待ち遠しいのはまさに久しぶりです」

 13日に更新した自身の公式サイトで上記のように伝え、今週末の騎乗に強い意欲を見せた武豊騎手。よもやのアクシデントに見舞われた天皇賞・秋(G1)直前の戦線離脱から約2か月ぶりの復帰となる。

 想定外の負傷により、レジェンドも楽しみにしていたドウデュースへの騎乗が不可能となり、続くジャパンC(G1)でのコンビ復活も見送らざるを得ないほど、回復が思わしくなかった。

 ただ、「復帰に向けて手掛かりはつかめた気がします」と8日の更新があってから5日後にUPされたのが先述の内容であり、これには武豊騎手も「筋挫傷は治り始めたら急」という経験者の共通の見解を実感することができたと振り返っていた。

 勿論、療養中のレジェンドの心の支えとなったのは、本人も意識していたように、ドウデュースと挑む有馬記念(G1)が控えていたことだ。いきなり全快という訳にもいかないため、復帰初週となる今週は4鞍のみの騎乗となるが、なかなか楽しみな騎乗予定馬が集まった。

■土曜中山(16日)

11RターコイズS(G3・芝1600m) ソーダズリング
12R3歳上1勝クラス(ダート1200m) シュバルツガイスト

■日曜阪神(17日)

11R朝日杯FS(G1・芝1600m) エコロヴァルツ
12R御影S(3勝クラス・ダート1400m) スマートムーラン

 計4鞍と騎乗数を絞っていることもあり、勝ち負けを期待出来そうな馬が複数スタンバイ。特に土日とも重賞で上位人気が予想される馬がいるだけに、当然ながら武豊騎手も気合が入るだろう。

 また、復帰初日となる16日の中山では、ドウデュースの宿敵だったイクイノックスの引退式も開催が予定されており、いつも以上に盛り上がりそうな今週末である。本人だけでなく、多くのファンが持ち望んだレジェンドの復帰。重賞勝ちを決めて完全復調をアピールしてくれることに期待したい。

GJ 編集部

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