【フェブラリーS】JRAダート馬、芝馬、園田、南関、個性豊かなメンバー集う砂の頂上決戦! 競馬クイーン桃井はるこが狙うのは歴代最多5勝の武豊ではなく……『モモーイの超!大穴でグッジョブ!』
2月も半ばになり、ちょっとずつ春めいてきた感じがしますね。先日、ラジオの生放送の前にスタッフさん達との雑談の中で「スマホがない時代はどうしてたの?」という話になりました。
「とくに、おたくはどうやって出会ってたの?」
と。その質問をされて、久しぶりに「伝言ダイヤル」のことを思い出しました。
1990年代、コンピュータに強い理系の人はパソコン通信(インターネットより前に、コンピュータと電話回線を使って文字で交流するネットワークがあったのです)をやっていましたが、そうでないマニア寄りの人は、公衆電話から伝言ダイヤルに吹き込まれたメッセージを聴いていました。
今も災害用に活用されていますが、それとはちょっと違うものです。昔の伝言ダイヤルは、シャープから始まる特別な番号に電話した後、あらかじめ決めておいたボックス番号と暗証番号をプッシュフォンで入力して、留守番電話のようにメッセージを残してやりとりするのです。アイドルの中にはファンクラブのメンバー用に私設の伝言ダイヤルを開設しているグループもありましたよ。
競馬に関しても、スマホがない時代は発走が遅れるとテレビの中継の時間に収まらなくなって、翌日の新聞を見るまで結果がわからなかったとか、テレホンサービスで実況を聴いたとか、なんとなく聞いたことがあります。今は語られることはない通信手段って、他にもありそうな気がするんですよね。もし知ってる方がいたら教えてほしいです。
さて、今年最初のG1・フェブラリーステークスが今年もやってきますよ! 私にとって本格的に競馬ファンになるきっかけとなった思い入れのあるレースなんですよね。(そのエピソードを知りたい人はこの連載の第2回を読んでみてね。https://g-journal.jp/2023/05/post_337372.html)
早速本命を発表しましょう! ◎はドンフランキーとします。JRAの重賞を勝った中で最重量の馬で、最大重量は598kg! テレビに映っていても大きくて目立つと話題になっていましたね。プロキオンS(G3)では逃げ切り勝ち。中京競馬場1400mの芝スタート、ワンターンという舞台でJRAでのG3初勝利となりました。距離適性が懸念されていますが、地方競馬の1600mとは違い、コーナーの数が増えるわけではなく単純に距離が延びるだけなので、ワンターンのコースだと短距離傾向の馬でもチャンスがあると見ています。
ダイワメジャー産駒といえば自身も安田記念(G1)を勝っていますし、芝のマイラーというイメージがあるので、ダートコースといっても、マイルになるのはいいんじゃないでしょうかね。東京1600mのスタート直後は芝を走りますし、他に有力な逃げ馬がいないので、楽にハナに立つことができるでしょう。トライアルの根岸S(G3)でも、前が止まらない流れになりました。今回もそうなんじゃないか? と思っています。
ダートのイメージはあまりありませんが大舞台に強く経験豊富な池添謙一ジョッキーが鞍上というのも頼もしいですね。ドンフランキーは骨折明けだそうですが追い切り後のインタビューでは動きは戻ってきつつあるということでした。距離実績がないからこそ人気を落としていますが、だからこそ狙い目なんじゃないでしょうか! 父ダイワメジャーは種牡馬として引退したばかりですが、その後継に名乗りを上げるのはドンフランキーかもしれませんよ。
対抗〇はガイアフォースです。今まで芝レースで戦ってきた相手が強すぎますよ! 2022年のセントライト記念(G2)ではその年の菊花賞馬アスクビクターモアを破っての優勝。2023年の天皇賞・秋(G1)では世界最強馬イクイノックスをはじめ、ジャスティンパレス、プログノーシス、ダノンベルーガに次ぐ5着。この年の有馬記念勝ち馬ドウデュースは7着だった中で、先行して粘りこみました。
安田記念4着、マイラーズC(G2)2着など、直線が長いコースでのマイル適性もあります。しかし……、前走チャレンジC(G3)では1番人気に推されながら6着と敗れたとはいえ、なぜ芝G1で活躍する一線級の馬がいきなりダートG1に挑戦するのか。疑問は尽きませんが、だからこそ人気にはならないでしょう。
初ダートだということもあり砂を被るのを嫌うでしょうから、スタートから前目に行くでしょうね。芝スタートでスムーズに運べば、ドンフランキーとのワンツーもあると思ってます! キタサンブラック産駒で、母父のクロフネ譲りとなる芦毛の白い馬体が美しいガイアフォース。クロフネも芝を使っていながらジャパンカップダート(G1)を優勝しましたし、ガイアフォースも秘めたダートの血を覚醒させてきっと活躍してくれるでしょう!
相手は、前走東京大賞典(G1)で本命に推し、2着に入ったウィルソンテソーロ。去年2着のレッドルゼル。園田の星イグナイターとします。去年のレースもそうだったんですが、逃げと追い込みが両立する展開も警戒しておきたいです。
芝から来た馬、南関東の馬、園田の馬など、個性豊かなメンバーが揃いそうな今年のフェブラリーS。今年最初のG1を的中させたい! 私の極端な穴党っぷりを参考にしつつ、日曜日を楽しみにしていただけたらと思います。私は去年9月からサービスが開始されたJRAアプリを使って、リアルタイムでレースを観たいと思っています。便利な時代ですねっ。
(文=桃井はるこ)
■告知
●2/24(土)夜 新宿ロフトプラスワンにてトークライブ『はるこの秘密Volꓸ 28 善は急げ!”アキバ系”前夜を語れ!』 開催。
スペシャルゲスト:水野あおい(桃井はるこが原点とするアイドル)
( https://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/274531 )
●文化放送「超!A&G+」にて メインパーソナリティを務める 『サバイバルクイズシティ ラジオ編』が毎週火曜日19:30~放送中! 放送終了後にはYouYubeでのおまけ生配信も。
( https://www.joqr.co.jp/qr/program/sqc/ )
●パーソナリティを務める『THE WORKS』がFM NACK5(79.5MHz)にて毎週日曜日24時から放送中。
( https://www.nack5.co.jp/program/theworks/ )
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