川田将雅の「同期」が固め打ちでリーディング射程圏!「複勝率7割超」ゴールドシップ産駒との組み合わせは今後も要注目?
24日、小倉メインに行われた芝2000mの八代特別(2勝クラス)。4着までタイム差なしという大接戦をハナ差でものにしたのが、1番人気マリネロ(牝5歳、美浦・嘉藤貴行厩舎)だ。
昇級初戦を突破した同馬は、近親に桜花賞馬マルセリーナや昨年の目黒記念(G2)を勝ったヒートオンビートがいる血統。誕生日が6月6日と遅生まれであることから、これからさらに力を付けていきそうだ。
また、マリネロを1勝クラスからの連勝に導くとともに、この日3勝の固め打ちを決めたのが丹内祐次騎手である。
川田将雅騎手や藤岡佑介騎手、吉田隼人騎手などと同期の丹内騎手。G1勝利こそないものの一昨年はキャリアハイの64勝をマークし、昨年もキャリア最高となる全国リーディング16位に入るなど、近年の活躍ぶりが目を引くジョッキーの1人だ。
今年もこれで早くも14勝目となり、自己最多を上回るペースで勝ち星を量産している。関東リーディングでも24日終了時点で3位に浮上した。
「これで関東トップの戸崎圭太騎手とはわずか3勝差。丹内騎手は日曜も小倉で障害レースを除く全11鞍に騎乗を予定していますし、いよいよリーディングも射程圏内に入ってきましたよ。
また、丹内騎手は来月3日まで予定されている今回の小倉開催で12勝目。現在リーディングの鮫島克駿騎手まで3勝差になりましたし、こちらもトップの座が見えてきました」(競馬誌ライター)
ゴールドシップ産駒と抜群の好相性
キャリア21年目の今、まさに充実のときを迎えている丹内騎手。中でも目を引くのがゴールドシップ産駒との相性の良さだ。
もともと同産駒のウインキートスで目黒記念を勝利した実績も持っている丹内騎手だが、今年に入るとゴールドシップ産駒に騎乗した際は【3-1-2-2/8】。連対率50%、複勝率75%という抜群の成績を残している。
残念ながら25日はゴールドシップ産駒に騎乗予定がないが、来週以降もこの組み合わせを見かけた際には注目しておいて損はなさそうだ。
ちなみに先述の八代特別を丹内騎手と勝利したマリネロもゴールドシップ産駒。改めて相性の良さを見せつけるとともに、同騎手はレース後「(稍重の)馬場はこなすと思っていましたし、上手く捌けました」と納得のコメントを残していた。
十分に狙える距離となった関東リーディング&小倉リーディング奪取へ。このまま好調が続けば、今年は待望のビッグタイトル獲得もあるかもしれない。引き続き丹内騎手の手綱さばきに注目したい。