三浦皇成でも西村淳也でも斎藤新でもない勝負師に期待!週末の天気も心配無用…ダノンデサイルと同じVルートで戴冠に期待【安田記念特注馬】

ガイアフォースにとっても勝負の一番 撮影:Ruriko.I

 1番人気に支持された2年前の菊花賞(G1)で8着に敗れたガイアフォース(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)。その後は中距離とマイルの両方を使われているものの、善戦止まりで勝利はつかめていない。

 今年はダートに矛先を転じてフェブラリーS(G1)に挑戦したが、11番人気の大穴ペプチドナイルの激走で2着に惜敗。現役トップクラスの実力を備えながら、あと一歩のところで戴冠を逃した。

菊花賞で1番人気に支持された素質馬に絶好チャンス

 そして今回は昨年4着に敗れた安田記念に再び参戦。同馬の素質を高く評価する陣営としても、そろそろ連敗に終止符を打ちたいところだ。

 また、前走に続いて手綱を取る長岡禎仁騎手にとっても絶好のチャンスとなりそう。長岡騎手以外にもJRA・G1未勝利は斎藤新騎手(カテドラル)、三浦皇成騎手(ウインカーネリアン)、西村淳也騎手(エルトンバローズ)の3人がいるものの、1枠1番のカテドラルは後方待機タイプ、6枠11番ウインカーネリアンや8枠16番エルトンバローズより先手を取りやすい1枠2番は好都合である。

 ダノンデサイルが優勝した先週の日本ダービー(G1)は、インピッタリにつけたVルートを味方につけたことも外枠を引いたジャスティンミラノと明暗を分けた。大ベテランがくれたヒントを生かして最短距離からの抜け出しを狙えそうだ。

「去年も4着に善戦していますが、スタートで後手を踏んで中団からの競馬。ペースも落ち着いて直線で一瞬の切れ味勝負になったのも痛かったです。その点、今年は周りに速い馬もいませんし、先手を主張したい馬もドーブネやウインカーネリアン程度でしょう。

これなら内の3番手4番手くらいは取れそうです。スピードの持続力が武器の馬ですから早めの抜け出しでセーフティリードを取りたいですね。今週の追い切りも稍重の栗東の坂路を力強く駆け上がって好時計をマーク。人気も手頃な穴評価で配当的な妙味もじゅうぶんありますね」(競馬記者)

初G1制覇を成し遂げた津村騎手に続けるか

チャンス十分の長岡禎仁騎手 撮影:Ruriko.I

 鞍上の長岡騎手もなかなか恵まれないチャンスに気合が入る。少し地味な存在ではあるものの、2020年のフェブラリーSで16頭中の最低人気ケイティブレイブを2着に持ってきた手腕は確か。これまで4度の騎乗機会のあったG1で2着2回なら上々。下り坂予報が出ている週末の天気も、芝ダート兼用のガイアフォースなら問題ないはずだ。

 安田記念の特注馬として指名するには、申し分のない1頭といえるのではないか。

GJ 編集部

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