JRA「4億馬券」演出スマートオーディン「高松宮記念(G1)回避」にガッカリ……「劇薬」初1400mで豪脚復活もマイル再挑戦は”迷走”の始まり?

「脚部不安で2年以上休んでいた馬ですから、ここで一度リフレッシュさせたいのかもしれませんね。ただ、再びの距離延長はどうなんでしょうか。陣営は『(1400mから)200m詰めるよりも、200m延ばしたほうがいい』と言っていますが……確かに、良かった頃は中距離の重賞で活躍していました」(同)

 記者が話すには、今回のスマートオーディンの復活劇には陣営の努力も然ることながら、やはり初の1400m挑戦が「劇薬になったのでは」という。

「もともと折り合いに不安のある馬で、前走マイルの京都金杯(G3)に騎乗した秋山真一郎騎手も『道中で、だいぶ折り合いを欠いた』と話していました。結果的には、その時もメンバー最速の上がり3ハロンでしたが、関係者も『阪急杯で見せたような爆発力がなかったのは、その(折り合いを欠いた)せいじゃないか』と話しています。

その点1400mに短縮されスプリンターが顔をそろえた阪急杯では、道中で集団から離されながらも、しっかりと折り合えていました。藤岡佑介騎手も『ピタリと折り合ってくれた』と話していましたし、勝てたのは、それが大きかったと思いますね」(同)

 確かに京都金杯の800m通過は47.5秒であったことに対し、阪急杯では45.7秒と1.8秒もペースアップ。それが道中で行きたがるスマートオーディンの気性にマッチし、あれだけの末脚を発揮できたというわけだ。

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