【徹底考察】みやこS(G3) ラニ「この馬は間違いなく偉大なチャレンジャーだ。だが、『日本』で本当に強いのか、それとも……」
≪結論≫
陣営曰く、非凡なタフネスを持ち「叩き良化型」といわれているラニ。だからこそ、過酷な米クラシックを完走できたばかりか9着→5着→3着と結果を良化させていけたともいえる。
それを受けて、この秋も前走のブラジルCから中1週でみやこSを使い、そこから中3週でチャンピオンズC(G1)を目指すという異例のローテーションとなったが、これがラニにとっては最も適しているようだ。
どこまで信憑性があるのかは、この秋の3連戦の結果を見なければわからないので、まずは陣営を信じたい。そうなると、このみやこSでは少なくとも前走よりも体調面の上積みは見込めるはず。
だが、逆にコース適性に関しては、前走よりも条件が厳しくなりそうだ。京都ダート1800m自体は好位の競馬から未勝利戦を勝った舞台。だが、2歳未勝利と古馬重賞ではペースが大きく異なり、ラニが後方からの競馬となる可能性は高い。
そうなってくると、昨年こそ不良馬場だったので後方から競馬をした馬がワン・ツーしたが、良馬場で行われた場合は直線が平坦なこともあって、好位から競馬をした馬に有利な状況となっている。