「俺はそういう根拠のない意味ないの許さへんからな」池添謙一がブチキレ?ドンフランキーへの感謝が思わぬ火種…絡んだファンに怒り隠せず
2024年のG1開幕を告げたフェブラリーS(G1)は、藤岡佑介騎手が騎乗した11番人気の大穴ペプチドナイルが優勝。2着に5番人気ガイアフォース、3着に13番人気セキフウが入った3連単の払戻は、153万円という大波乱に終わった。
レースの流れとしては、各馬の騎手にとっても位置取りの判断が難しかっただろう。2番人気ウィルソンテソーロ、3番人気ドゥラエレーデが積極的に前の馬を追い掛ける展開となり、逃げ先行馬にとって過酷な展開。そんな激流を作り出したのが、前半3F33秒9のラップを刻んで飛ばしたドンフランキーと池添謙一騎手のコンビだ。
最後の直線で力尽きたドンフランキーは、善戦虚しく9着に敗戦。快速が持ち味の馬だけに距離の壁も影響した可能性があるものの、骨折明けのG1で十分な見せ場を作る健闘だったかもしれない。
池添騎手に絡んだファンの発言が思わぬ火種に
これには池添騎手も自身のSNSで「僕は悔いが残るレースはしてません。自分のレースはしました」と振り返り、やれるだけのことはやったという感じで「それでも頑張って踏ん張ったドンフランキーありがとう」とパートナーを労った。
ただ、発言の中で「力があるから逃げ馬について来る。ペースも流れる。競馬ってそうだから」と触れていたことに対し、とある競馬ファンが池添騎手の言葉に否定的なニュアンスの見解を発信。こちらについては本人への直接のコメントではなかったが、これに気付いた池添騎手が「俺はそういう根拠のない意味ないの許さへんからな」と返信する事態へと発展してしまった。
「相手は一般の方でしたが、内容としては“力があるから逃げ馬についてくる”と池添騎手が話したことに対し、そうではないという意味合いの発言でした。勿論、レースや馬への見解は自由であるべきですし、あくまで個人の感想なら許容されるとは思います。
ですが、池添騎手のことを“おまえ”“笑う”と、第三者が見た際に不快に感じられる発言をしてしまった点は、他のファンからも反感を買ってしまったみたいですね。インターネットで発信する以上、どこで誰が見ているかわからないため、もう少しソフトな表現にすべきだったかもしれません」(競馬誌ライター)
池添騎手の目に留まったことがきっかけとなったこのブチ切れ騒動。池添騎手が大人の対応を見せたことにより、ひとまずは終息したようだが、自分だけ顔を出さない匿名での発言には特に注意が必要である。
近年は特にSNSで有名人相手に匿名のファンが誹謗中傷し、問題となるケースが増えているため、軽率な発言が相手を予想以上に傷つけてしまうリスクも伴う。
だからといって発言や表現の自由まで制限される訳でもないとはいえ、仮に個人の感想を述べただけだったとしても、最低限のモラルと常識は守る必要がある。SNSで関係者がファンと交流することも珍しくなくなってきただけに、お互いにリスペクトのある関係を築きたいものだ。